YouTuber大絶賛のJabra Elite 85tを正直にレビュー

昨年の11月に発売されて以来、数々のガジェット系YouTuberがこぞって絶賛し話題になっているハイエンドTWS(完全ワイヤレスイヤホン)「Jabra Elite 85t」を購入して数日。その使用感や音の印象などを正直に書いてみることにしました。果たしてYouTuber達が言っていることは本当なのか?あくまで個人の感想ということで参考程度に読んでいただければと思います。

Jabraってどんなメーカー?

いろんな人が説明しているので今さら必要ないかもしれませんが、一応改めて、Jabraってなんぞや?という人のために。自分もElite 85tの購入を検討するまでは知らなかったので。

Jabraというのは実はメーカー名ではなく、GNというデンマークの企業が発売しているオーディオ製品のブランド名(商標)。BOSEのQuiet Comfort、AppleのiPhone 、SONYのPlayStationみたいな感じ。

Wikipediaによると、GN社は元々は電気通信事業を行っていたのですが、その後、補聴器事業や音響事業を手掛けるようになったとか。正確には、Jabraという企業を買収し、その後オーディオ機器の商標を「Jabra」に統一したということらしいです。

Jabra Elite 85tの良いところ

とにかくケースが小さい

ケースはマジで小さいです。おおよそ縦4cm×横6.5cm×奥行3cmくらいで、手の小さな自分でも手のひらに収まるサイズ。下の画像を見てもらえば分かる通り、木工用ボンドの胴体部分と同じくらいのサイズ感。ズボンのポケットにも余裕で入るので持ち運びのストレスはほぼありません。

JabraElite85t大きさ比較

今回Jabraを買うにあたって、最後までSONYのWF-1000XM3と迷ったのですが、最終的に決め手となったのは、このケースサイズとワイヤレス充電対応であること。使ったことはないのですが、おそらく音の好みとしてはSONY WF-1000XM3なんですが、WF-1000XM3はとにかくケースがクソデカ単細胞君過ぎて確実に持ち運びに苦労するだろうと考え、Jabraにしました。

個人的に重要なワイヤレス充電対応

自分的に意外とストレスになっていたケーブルの抜き差し作業をしなくていいのは地味に、というかかなり嬉しいポイント。Jabraを買う前はSONYのWI-C600Nを使っていたので、電源ボタンでのON・OFFと、充電ケーブル抜き差し作業がかなりダルかったのですが、Jabraになってからは、ケースにしまうと電源OFF、ワイヤレス充電器の上にケースごと置けば充電開始、という超絶ラクチン仕様を知ってしまったのでもう戻れる自信がありません。

ANCがなんだかスゴイ

WI-C600Nを使っていたのでノイズキャンセリングの快適さは分かっていたのですが、Jabra Elite 85tのANC(アクティブノイズキャンセリング)は段違いでした。試しにPCでYouTubeを流しながらElite 85tを装着してANCをONにしたら、YouTubeの音声がはるか遠くに聞こえる感じに。地下鉄で使ってみても、あのゴーッという轟音がかなり消えてビックリしました。JabraのANCはちょっと弱いと感じる人もいるみたいですが、少なくともこの価格帯の商品を初めて使う自分としては、Jabra Elite 85tのANCは充分衝撃的でした。

物理ボタンが意外と便利

Jabra Elite 85tはハウジングの部分が物理ボタンになっており、再生/停止の切り替え、ANC/ヒアスルーの切り替え、次の曲再生、などの操作を物理的に行うことができます。

また、専用アプリを使えば、ある程度好きな操作を設定できるので、これも便利。

JabraElite85t専用アプリキャプチャ

他商品だと指の接触によって感知するようなものもあるみたいですが、物理ボタンだと、今のような寒い季節でも手袋のまま操作できるので、地味にありがたいポイントなんじゃないかと思います。

Jabra Elite 85tの微妙なところ

音質は正直好みが分かれそう

3万円近くするイヤホンなので音質的にはかなり期待をしていたのですが、正直、自分的にはかなり微妙でした。低音がブリブリに効いていて、かなりモワついた印象なのと、全体的に解像度はあんまり高くない感じ。

ただ、これは好みが分かれるところで、この音質が大好き、という人もいると思いますし、専用アプリでイコライザーをいじれば音の感じは結構変わるので、自分的にも日常使いには問題ナシかな、と思います。ただ、自分はSONY製品のような解像度がくっきりとした音質が好みなので、ここはちょっと残念ポイントでした。ファームウェアをアップデートしても印象は変わらなかったので、Jabraのキャラクターなんだと思います。

ケース内部が汚れやすい

ケース内のイヤホンを収納する部分の素材が、シリコンっぽいすべりにくい素材になっているせいか、こまかなホコリやゴミが付着しやすくなっています。

上の画像では少し分かりづらいかもしれませんが、イヤホンを収納する内部だけではなく、ケースのフチ部分にもこまかなゴミがたまっています。

まあこまめにケースを掃除すればいいだけの話ではあるんですが、どんなに掃除してもこまかいノイズみたいなホコリは付いてしまうので、キレイ好きの人はちょっと気になるんじゃないかなと思います。

Jabra Elite 85t 総評

長々と書きましたが、まとめると

  • ケースが小さくて持ち運びに便利
  • ワイヤレス充電対応だからラク
  • ANCは個人的には最高
  • 物理ボタンは意外と使える
  • 低音ブリブリの音質は好みが分かれる
  • ケースにホコリが溜まりやすい

といったところでしょうか。総合的にはイヤホン生活がかなり向上したので満足しています。ネックバンド型と違って、マフラーをしても邪魔にならないのが最高。実は今回、TWSに買い替えた理由もここが一番大きかったりします。

とにかく、大枚はたいて買ったガジェットなので、大切にしながらも使い倒していきたいと思います。今後、ファームウェアのアップデート等で何か新しい情報があったらここに追記していこうと思います。